2006/01/07
発光前夜。
アサシンならば、いや、アサシンじゃなくても見た人もいるであろう『アサシン物語』。
私はこれを初めて見た時、ほんのちょっとだけど自分の過去と重なってなんだかおかしくて、嬉しくなった。
それは「('A` )」さんの、「シーフギルドっどこにあるんですか?」
「初心者修練場の性格判断で」シーフがいいと判断されたところ。
友人にROのことを教えられた時、友人は私に最初剣士系を勧めた。
「ペコ乗れるし、あんたにきっと合ってる」
でも何となくしっくりこなかった。
本を見せて貰って職業を一通り見て目にとまったのがアサシンだった。
理由って言われても思いつかない。ただアサシンいいなって思った。
初心者修練所では言われた質問に本当に正直に答えた。
そして最終的に2次職でアサシンになれるシーフがいいと判断された。
私が迷う理由はなかった。
…だが。
職業には迷わなかった道には迷った。_/ ̄|○ズーン
ジョブが上がり転職レベルに到達したまではよかった。
ピラミッドDにシーフギルドがあることもつきとめた。
だが詳しい場所がわからない。
しかもピラミッドDは見ての通り迷路のようなつくり。
正に自他共に認める方向音痴泣かせな障害だ。
しかもファミリアーにつつかれて死に戻ること片手ではもう数え切れない。
困ったあげくモロクで雑談している人に思い切って尋ねた。
確かあれは、♀プリさんと♂騎士さんだったろうか。
「シーフギルドっどこにあるんですか?」
「その先のピラミッドDにあるよー」
「そこまでは分かってるのですがどういう風に行ったらいいのか分からなくて…TT」
「いいよ、じゃあ連れてってあげる」
二人は無知で方向音痴のノビをPTに入れてピラミッドDへと案内してくれた。
その二人は迷うことなくするすると迷路をくぐりぬけ、
なんども私をつついたファミリアーを一撃でなぎ倒し、頼もしく進んでいく。
やがて「ここだよ」と一つのWPの前に来た。
はーやっと転職だーと思ってシーフギルド員に話しかけると、
「JOBレベル9が転職条件です転職条件満たしたらまた来てくださいね」
みたいなことを言われた。
あれ…JOB9いってるはずなのに…。
困ってしまってまたその二人に助けを求める。
「JOB9いってるのに転職できないんです」
「スキルポイント振ってる?」
そう、JOBレベル上げてはいるものの、基本スキルポイントを振っていなかったためにはじかれてしまったのだ。
スキル振りも知らない無知なノービスに、その人たちはここのボタン押して、ここクリックして…と丁寧に教えてくれた。
やっと条件クリア。
「次こっちだよー」
と、キノコ農場へ案内されようとした時。
シーフギルドの隅っこに座っていたのは確か鳥さんだった。
「そこのノビさんに」
そう言ってまとまった量のミルクを落としたのだ。
1stノビでお金もないので回復アイテム買うお金なんてもちろん無い。
その人に何度もお礼を言って試験場のキノコ農場へ案内してもらった。
農場内へ入っても、その人達は私をPTからはじかなかった。
その場所から離れて狩りに行ってはいたみたいだけど、
ずっとPTに入れたままにしてくれて、たまにPT会話で
「そっちはどう?」
とちょこちょこ様子を聞いてくれたりした。
たまに近寄ってくるファブルに瀕死になりながらも、目標のキノコを集めて私は転職した。
どうもありがとう。
あなた達のお陰で無知なノービスはシーフに転職することが出来ました。
ミルクくれた鳥さんありがとう。
あなたのくれたミルクのお陰で回復剤にしばらく困ることはありませんでした。
過去のSS確認していて、転職して間もないころの装備が写ってるやつがあって。それみて何とも言えない笑いが漏れた。
全身店売り装備の私。今でこそそれなり収入多くなって良い装備そろえることが出来たけど、最初のころは店売り買うのが精一杯だったよな。
そんな店売り装備でも、臨時には結構参加した。
最初は友達と一緒に。それからは募集チャットに入ったり、自分で募集かけたりもした。
落ちチャットも出したことあったけど、まず拾われなかった。
拾われたのはたった一度だけ。びっくりしたけど、すごく嬉しかったなー。
臨時は当時の隆生ソロでは行けない高レベルなダンジョンに行けるのが楽しかった。
本に1匹に全滅させられて、PTメンバーが線路状態で一列に南無ったり。
初めて廃屋入ったとたんに全滅して勇者様を待ってみたり。
みんなで亀D最深部に言って「将軍沸かないかなー」なんて言ってたら本当に沸いて秒殺させられたり。
南無ライフだったよなぁ…。
その亀Dに向かう途中、地上でソロしているアサさんを見て、
「すごいなーこんな強い敵が出るところ、一人で狩れるんだ…」
遠い未来で自分もそこで一人で狩ることになるなんてその時の私は夢にも思っていなかった。
臨時で一緒してくれた沢山の人たちにありがとう。皆さんのおかげで多くの経験を積むことが出来ました。
臨時ももちろんだがソロ狩りももちろん。
特に炭鉱は過去狩り場滞在期間だと、一番長くいた狩り場じゃないだろうか?
高レベルになっても囲まれたらひとたまりもない。
だからまだそこを狩り場にして間もない時は、特にあっけなかった。
その時も到着して数分で地べたに横たわっていた。
泣く泣く戻ろうとすると、一人のアサさんが通りかかりこう聞いてきた。
「起きる?」
来たばっかりだったし、ここまでまた来るのも結構大変だし、
「お願いします」
と言おうとした。すると画面に出たのは
『しばらくお待ち下さい』
…という表示。
ガ━━ΣΣ(゚Д゚;)━━ン
いつのまにかセーブポイントに立っていた隆生。
思えばこれが私にとって最初の「誤りたーんとぅせーぶぽいんと」だったのかもしれない…。
あわてて炭鉱に戻ると、さっきいた場所にそのアサさんが居たので先ほどのことを詫びた。
アサさんは気にしないでと言い、壁してあげようか?と言ってくれた。
申し訳ないので最初お断りしたのだが、ここではしょっちゅうこういうことをやっているということで、まだソロであぶなっかしいレベルであったことから、甘えさせてもらうことにした。
そのアサさんは、自分にタゲが来たMOBを殴らせてくれ、
私に来たタゲが多くなりだしてきたら狩りやすいように引きはがし、
ポイズンリアクトやヒールをして私をサポートしてくれた。
そして倒して取った鋼鉄などの鉱石類を私のそばでぽとぽと落としてきた。
拾って私が渡そうとすると、
「あなたが拾ったものはもうあなたのものだよ」
そういって全部私にくれたのだ。
またいつか会えたら私のこと覚えて無くても話しかけようって勝手に決めた。
でもそのいつかは来ないままその人はいなくなってしまっていた。
あの時は親切にしてくれてありがとう。
ミスト2体に囲まれて瀕死になっていたアサシンは、亀地上で狩れるようになりました。
そして…同じ髪型・髪色のアサシンを見るとつい名前を確認してしまう癖。
まだ抜けないですよ…。
GRIMに入ってからの私のROの生活は一変したといっても言い過ぎじゃないと思う。
だって、もしGRIMに私が入っていなかったら、
ギルド狩りをすることも、集会に出ることも、GVに参加することも、
Gチャで会話したりすることも、狩り場でギルメンに会って話したりすることも、
たまり場で雑談することも、アフォ話したりすることも。
このブログを開設することも。
明日オーラ式することも。
きっとなかったろう。
私は以前ネット上で非常に痛い別れを経験した人間なので、
RO上ではずっと一人でいようと決めたのにGRIMという存在が
そんな気持ちをいとも簡単に打破してしまったのだ。
ひとりぼっちじゃない私にしてくれたGRIMにありがとう。
いろんな人たちの、いろんなありがとうを胸に、
アサシン隆生明日発光です。
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2 件のコメント :
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おめでとうございます発光瞬間のSS
お絵かきBBSにはっときましたから。
俺もオーラ式やりたかったねぇw
また今度ゆっくり書き込みにきますね~w
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ありがとうございます~そしてコウヤさんもおめでとうございます♪
お祝いに青箱を・・・と思ったのですが
その時点でお祝いに青箱を頂いており、
気持ち的になんだかもらったものをそのままタライマワシしているような気分になったので、
彪のプレボを渡した次第です(^^;)
でも、今回のクリスマスイベントで初めて作った、世界で一つだけの彪プレボです。
気分だけでもレア感を味わって下さい(笑)
開封しました?してなかったら開封してくださいね!
そして中身を是非教えてください!
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